曽利遺跡の調査発掘 ~2日目:黒い土と茶褐色の土の境界、ここからが縄文だ!~

いよいよ2日目からは、人の手による「手掘り」がスタートです!
地元のボランティア有志が集まり、現場は一気に活気づきました。
重機で大まかに削ったトレンチを、ここからはミリ単位の感覚で整えていきます。

まず、シャベルカーで掘ったトレンチの脇を、直角に立ち上がるようにきれいにしていきます。

「こうやって、スコップの背を立てて、ずりながら削っていきます」

表面の土は畑の耕作されている土なので黒っぽいですね。

黒い土の中から茶褐色の土が出てきています。関東ローム層(※)だそうです。

トレンチ全体をこの関東ローム層の面でそろえていきます。

この茶褐色の土の面で平らに削っていくと同じ土の層が出るはずなんですが、黒い土が現れてきます。縄文時代の人たちが住居を建てる時に掘りくぼめて、その後に生活している黒い土が埋まるのでその部分だけが黒くなるので、それを確認するための作業です。

なかなか理解しにくいのですが、私がネット検索で胸に落ちた解説がこちら
「赤土が出たらそこは『それ以上古くは人間が住んでいない層』だから、そこをベースにして、その上に乗っている生活の跡を効率よく見つける」

※関東ローム層
約13万年前から約1万年前の氷期に、富士山や箱根山などの火山灰が空から降り積もって風化した、関東平野に広く分布する赤茶色の火山灰質粘性土。人間が住み始めるよりずっと古い時代の層です。 つまり、この層に黒い土の跡があれば、それは「後から人間が何かをした痕跡」。

一日の終わりには、ブルーシートをかけて保護します。
破壊を最小限にとどめるための愛をここにも感じますね!

大切に守って、また明日!